古代〜現代の都市・住宅設計から方位・家相・呪術・マジナイまで。
加門七海流・風水入門の決定版!
古くから帝王や権力者に重用されてきた「風水」。
それは、「人々の暮らしを守り吉(よく)するための業(わざ)」である。
富士山・江戸城・紫禁城・首里城・京都御所・松江城・久能山東照宮・
皇居・香港上海銀行・ソウル・安東・平壌・東京都庁舎・フジテレビ・東京スカイツリー…
古今東西に息づく風水の謎と魅力を、加門七海が縦横無尽にあぶり出します!
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一転、番外編「加門七海の悪風水探見」では、
風水・家相的に悪いとされる条件を著者自らギチギチに詰め込み、
一級建築士とコラボして「最凶風水住宅」を考案。
各種条件や間取りはもちろん、地形を含む配置平面図・立面図・外観までも大公開!
この禍々しい凶宅に秘められた破壊力、ぜひ本書で直接お確かめください。
ーーー決して悪用なさいませんよう、平にお願い申し上げます。
【目次】
第一章 風水って何だろう?
第二章 沖縄の墓と首里城
第三章 古代の都市と住宅の風水
第四章 風水的吉凶と龍脈のパワー
第五章 マジナイ的思考と風水
第六章 土地の陰陽と香港風水戦争
第七章 「気」を操る風水アイテム
第八章 日本人と風水1 四神相応と鬼門
第九章 日本人と風水2 家相と建築形式
第十章 日本人と風水3 方位と張り欠け
第十一章 日本人と風水4 個人宅のマジナイ
第十二章 東京の風水と富士山のパワー
第十三章 東京スカイツリーと日本社会の行く末
番外編 加門七海の悪風水探見
レビュー(3件)
加門流風水入門講座
風水――それは、環境を利用して繁栄を図る、技術であり呪術。 基本であり基礎である地理風水から始まり、見立て――類感呪術としての風水、そしてそれらを総合しての、風水をフィルターにした日本社会の未来予想は――。 探検でも探求でもなく、探見――風水と人間との関係を深く見つめてみた、加門流風水入門講座。 ---------------------------------------------------------------------------- 基本的な基礎を主軸に、歴史や民俗学まで絡めて風水を講義するため、現世利益を即得られるような実用的な手段を求めるような人には向かない。なぜなら、風水の本質は、それこそ風や水のように盛者必衰万物流転、一時は繁栄や利益を得られるかもしれないが、後の周囲の環境の変化――災害から雑多な工事まで――に左右される程に脆弱なものだから。だからあとがきにもある通り、小難しい部分はさておいて、楽しく面白く興味深い部分を共有して楽しむのが、本書の読み方なのだろう。 実際、番外編(おまけ)の吉風水の真逆、凶風水の全てを盛り込んだ最凶の凶宅を妄想する回は悪ノリ全開で面白怖い。3D化して内覧できるようにしたら、はたしてどうなるのか――。 本書から少し外れるが、加門さんを含む、地理風水に知見を持つ人が総じて、「湾岸の埋め立てやアクアラインやスカイツリーなど、風水とか何も考えずに色々建造する現代日本の現状」を憂いている点が興味深い。周囲の環境の変化に合わせてその地の吉凶も変化する技術だし、そもそも迷信の類だと言われればその通りなのだが、その建造物が東京を、そして日本の運気を落とし続けていると指摘されると、いい気はしないものではある。