ナポリとパリのそよ風
: Christophe Lampidecchia
「このアルバムは、私のフランスとイタリアのルーツを同時に反映しています。それはパリとナポリです」(クリストフ・ランピデキア)
1892年にウィーンで特許登録されたアコーディオン。そのアコーディオンをパリに持ち込んだのが、イタリアからの移民です。
それまでのパリでは、バグパイプがダンスホールで演奏される楽器の主役でしたが、たちまちアコーディオンに主役の座を奪われました。
今ではアコーディオンはフレンチ・ミュージックにとってなくてはならない楽器です。
本作はナポリからの移民の家系を持つフランス生まれのクリストフ・ランピデキア(以下ランピデキア)が、ナポリとパリ、2つの街に思いを馳せながら制作した作品です。
収録曲としてまず取り上げたのがナポレターナの大スタンダード「オ・ソレ・ミオ」「帰れソレントへ」。
そしてカンツォーネの「コメ・プリマ」、イタリア映画の代表作の1つ「ゴッドファーザー愛のテーマ」など、イタリアルーツの作品です。
次にパリ発のアコーディオン・ミュージック(パリ・ミュゼット)の定番曲である「アンディフェランス」「ラ・シーヌ街」。
さらにパリ・ミュゼットの中でもイタリアの風が感じられる「ナポリのそよ風」「ラ・リタル」を取り上げました。
取り上げられた曲を見るとまさにランピデキアならではの選曲と言えます。
アルバムのプロデューサーは、現在のパリ・ミュゼットシーンの立役者である、名ギタリストのドミニック・クラヴィクです。
コントラバスにはフランスジャズ界を代表する奏者であるジャン=フィリップ・ヴァレを迎え、「ナポリのそよ風」「アンディフェランス」
ではランピデキアのアコーディオンと素晴らしいインタープレイを聴かせてくれます。
ゲスト・ヴォーカルにはナポリをルーツに持つタニア・ゾッピを迎えました。「帰れソレントへ」「マリウ愛の言葉を」では情感溢れる歌声を聞かせてくれます。
ナポリとパリを結ぶ、アコーディオンの調べをお楽しみ下さい。
■参加ミュージシャン
クリストフ・ランピデキア(アコーディオン)
ドミニック・クラヴィック(ギター)
ジャン=フィリップ・ヴァレ(コントラバス)
ミニノ・ギャレ(パーカッション)
マティルド・フェブレール(ヴァイオリン)
タニア・ゾッピ(ヴォーカル)
クレール・エルジエール(ヴォーカル)
フランシス・ヴァリス(イタリア製鍵盤ハーモニカ)
グレゴリー・ヴー(ピアノ)
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