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明治29年、昭和8年、そして昭和35年。青森・岩手・宮城の三県にわたる三陸沿岸は三たび大津波に襲われ、人々に悲劇をもたらした。大津波はどのようにやってきたか、生死を分けたのは何だったのかー前兆、被害、救援の様子を体験者の貴重な証言をもとに再現した震撼の書。
明治29年、昭和8年、そして昭和35年。青森・岩手・宮城の三県にわたる三陸沿岸は三たび大津波に襲われ、人々に悲劇をもたらした。大津波はどのようにやってきたか、生死を分けたのは何だったのかー前兆、被害、救援の様子を体験者の貴重な証言をもとに再現した震撼の書。
レビュー(250件)
直ぐに読みたかったのに書店になかったので、 初めてネットで書籍を購入しました。 便利で良いと思いました。
明治29年、昭和8年の三陸沖地震に起因する津波と、昭和35年のチリ地震に起因する遠地津波について、学術論文のように時系列で系統だった記述ではないが、現地のフィールドワークに基づいた著者の文章は心に響くものがある。津波で被災しても、先祖伝来の住み慣れた土地を離れられない人情。海岸付近の土地の嵩上げは賛否両論あるが、それも津波から守るという意味ではありだったのだろう。1970年に上梓された著作の文庫版は、14年後の文庫化あとがき、H16(2004)年の再文庫化あとがきが収録されている。
興味深い本でした。
東日本に、これほど津波の被害があったことに驚きましたが、これからの災害への備えに役立つ、非常に良い本だと思いました。
既に知られていたんだ。
筆者の詳細な調査によって、既に想定すべき状況にあったことを再認識させられました。 東電も政府もメディアもなぜこんな素晴らしい資料があるのに無視してきているのか不思議でならない。 結論ありきなのだろうから、議論の出だしになる前提に嘘をもってきたのだろうし、当然結論も嘘だから、新ルールも嘘なのだろう。 原発だけじゃなくて国もメルトダウンしそう。
すぐに読める
新聞や雑誌で紹介された本がすぐに入手できるのは大変ありがたいことです。