- 168
- 4.13
「これは絶滅戦争なのだ」.ヒトラーがそう断言したとき,ドイツとソ連との血で血を洗う皆殺しの闘争が始まった.日本人の想像を絶する独ソ戦の惨禍.軍事作戦の進行を追うだけでは,この戦いが顕現させた生き地獄を見過ごすことになるだろう.歴史修正主義の歪曲を正し,現代の野蛮とも呼ぶべき戦争の本質をえぐり出す. ■呉座勇一氏推薦 冷戦期のプロパガンダによって歪められた独ソ戦像がいまだに日本では根強く残っている。本書は明快な軍事史的叙述を軸に、独ソ両国の政治・外交・経済・世界観など多様な面からその虚像を打ち払う。露わになった実像はより凄惨なものだが、人類史上最悪の戦争に正面から向き合うことが21世紀の平和を築く礎となるだろう。
レビュー(168件)
製品の内容は、極めて重要な歴史の教訓を色濃く提示したものである。
本屋大賞を受賞した「同志少女よ、敵を撃て」とあわせて、知識をより深めるために同時進行で読んでいました。 独ソ戦については全然知らなかったことばかり。とても分かり易く読めます。
従来の独ソ戦のイメージを変えるような内容でした。 歴史の事実が政治的理由で簡単にゆがめられるという良い例ですね。 個々の戦闘描写ではなく、大局的な戦争目的について書かれています。
2週間後に受領。 すさまじい内容。誇りに負けたナチスがいかに残虐非道な蛮行を行なっていたか 言語に尽くしがたし。 今度は その悪霊に乗っ取られたプチーンが 同じことを行なっている!
よかったですまったくもんだいはありません