アジアは広大な地域を指すが、本書は東アジア(東南アジアを含む)を中心に地域横断的なテーマないしはトピックスを重点的に取り上げている。アジア経済が大きな関心を呼んでいる理由として、世界のなかで依然として最も経済的に活性化した地域であること、中国、ベトナムなどアジアの移行経済が大きく動き出したこと、ASEAN自由貿易地域(AFTA)、自由貿易協定(FTA)、メコン川流域総合開発などの地域統合の動きが加速化していること、そして日本とアジアの経済関係がさらに緊密の度を加えてきていること、などを指摘できよう。本書はそうした動向を踏まえ、東アジアの歴史的展開、経済成長の特質、工業化政策、通貨危機、環境問題、移行経済、地域統合、日本との貿易・投資などについて、最新のデータを用いて分析を行なう。
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