知識の偏狭化は、現代社会のいたるところに生じています。学術研究の領域も例外ではありません。人類学会が昨年開催した「作業仮設を支えるイメージを巡って」というシンポジウムは、この趨勢への対応の試みでした。個々の研究がどのようなイメージのもとで発想されるのかという、きわめて基本的・個性的問題を議論することによって、知識の統合をはかろうとしたものでした。本書は、このシンポジウムの一般化を意図したものです。人間・文化・科学技術にかかわる研究者が、それぞれの問題を今日の変化のなかでどのように捉えているのかをご紹介しようとするものです。
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