補遺としては「記録の起源と複式簿記の記録」、さらに付録としては、「19世紀のドイツに出版される簿記の印刷本の目録」まで書き添えることによって、「ドイツ簿記の16世紀から複式簿記会計への進化」について、複式簿記の歴史の裏付けを得ながら、その論理を解明しようと、筆者が4年前に世に問うた前著『複式簿記会計の歴史と論理』の補完の書である。
第1章では「ドイツ固有の簿記の確立」として、1537年にvon Ellenbogenによって出版される印刷本『プロシアの貨幣単位と重量単位に拠る簿記』の初版本を解明して、複式簿記としては、どこがドイツ固有の簿記であるかについて、
第2章では、「ドイツ固有の簿記の展開」として、1538年にvon Ellenbogenによって出版される、、この印刷本の改訂本を解明して、複式簿記としては、どこがドイツ固有の簿記であるか、これに併せてそのように解説されたのはなぜかについて、著者の見解を披瀝する。
第3章では、「ドイツ固有の簿記の融合」として、1596年にWilhelmによって出版される印刷本『新しい算術書』を解明して、Pacioloによって出版される印刷本を原型とするイタリア簿記とは、どのように交渉したか、さらに、どのように融合したか、これに併せて、融合したにしても、どこまで融合しえたのか、どうしたら完全に融合し得るかについて、著者の見解を披瀝する。
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