常識に抗い、人としての生を破天荒に楽しみ尽くした反骨の男ーーその鮮やかな視界を自ら描きとる随筆と詩、二つの名作を一冊で。解説 高橋源一郎
時代、正義、常識、伝統ーー全てを疑う。
ひとりの「反骨(エゴイ)詩人(スト)」の肖像
無二の人生を描いた自叙伝と詩、2つの代表作
今よりはるかに異国は遠く、戦争が眼前にあった頃──。妻と共に海外へ旅立ち、帰国後もあらゆる権力からの支配を厭った金子光晴。「天の邪鬼」な反骨の詩人は、母国を批判し、そして案じた。性と肉体の衝撃に曝された幼少期、放埒な青年期、戦後を経た晩年まで、類なき生涯で眼にした世界の痛みと光を鮮やかに綴る。自叙伝『詩人』と自伝的詩集『人間の悲劇』を併録。
詩 人 金子光晴自伝
第一部 洞窟に生み落されて
洞窟に生み落されて
第一の「血のさわぎ」
日本の脂と西洋の香気
漢学から文学へ
もう一つの導火線
ドリアン・グレイとサーニン
「明治」という荒地の中で
第二部 「水の流浪」の終り
デモクラシー思想の洗礼
最初の洋行
処女詩集の頃
大正期の詩人たち
「水の流浪」の終り
第三部 棲みどころのない酋長国
日本を追われて
再びパリで
戦争のとどろき
棲みどころのない酋長国
子供への召集令状
第四部 解体と空白の時代ーー戦後
新しい解体と空白
寂しさ
再びふりだしから出発
あとがき
人間の悲劇
序
No. 1 - 航海について
No. 2 - 自叙伝について
No. 3 - 亡霊について
No. 4 - 死について
No. 5
No. 6 - ぱんぱんの歌
No. 7
No. 8
No. 9
No. 10 -えなの唄
解説 高橋源一郎
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