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M-1グランプリ2023王者・令和ロマンの高比良くるまがM-1と漫才を完全考察! 分析と考察を武器に、芸歴7年目の若手ながら賞レースをはじめ様々な分野で結果を残してきた令和ロマン。そんな令和ロマンのブレーン・高比良くるまが、2015年から昨年のM-1、さらには2024年のM-1予想に至るまで、考えて考えて考え尽くした一冊。 「現状M-1に向けて考えられるすべてのこと、現在地から分かる漫才の景色、誰よりも自分のために整理させてほしい。頭でっかちに考えてここまで来てしまった人間だ。感覚でやってるフリをする方がカッコつけだと思うんだ」(本文より) 史上初のM-1二連覇を狙う著者が、新型コロナウイルス流行や、東西での言葉の違い、南北の異なる環境が漫才に与えた影響、昨今話題の「顔ファン論争」に漫才の世界進出まで、縦横無尽に分析していきます。著者の真骨頂“圧倒的マシンガントーク”は本書でも健在です。 ■はじめに ・「自分は報われていいような人間ではない」 ・2023決勝直前インタビュー ■M-1グランプリ ・2023を司法解剖 ・2023と似ていた2018 ・技術勝負の2015-2018 ・多様な漫才が花開いた2019-2023 ・「あるある」お笑い、「ないない」お笑い ・「顔ファン」とSNS論争 ・2024を予想する ■寄席 ・漫才における寄席とは ・お客さんの特徴 ・寄席成功の二大要素「理解」と「発声」 ・東と西の違い ・西の引き上げられたフィクションライン ・南と北の特徴 ・漫才が海を越えるとき ★スペシャル対談★ 霜降り明星・粗品×令和ロマン・高比良くるま M-1、漫才、テレビ、YouTube、それぞれの今後…… 2万字超えのロング対談 ■おわりに ・「どうか健やかに、お笑いを楽しんでください」
レビュー(229件)
応援しています。連覇おめでとうございます。
著者には尊敬しかありませんが…
書きぶり(口調)が読みにくさを助長している感がありますが、漫才をここまで言語化し、体系化し、コンビの中に取り込んでM-1に臨めば、勝つ確率が極めて高いことがうなずける内容でした。本人はかなり謙遜して+格調低く見せていますが、高学歴で頭が良い人がこのスタンスで漫才をやられたら、凡人が活躍する余地がどんどん減っていくのだろう…と思うと、なんだかとても寂しくなる感もありました。
ゴールデンコンビからファンになりました。こんな視点があったのかと思いました。
令和ロマン大好き、くるまさん大好きなので、本当に買って良かった、読んで良かった! 一気に読んでしまったので、またゆっくり読みます!読書嫌いな私でも読みやすかった!最高!
初めて漫才師の本を買いました。
初めて漫才師さんの本を購入したいと思って買いました。M1の前に読了出来て、これで全て忘れてM1を楽しみたいと思います!過剰に掘り下げた楽しい分析を必死に書いたくるま、ありがとうね!