【輸入盤】チレア:協奏組曲集、レーオ/チレア編:チェロ協奏曲、他 エンリコ・ブロンツィ、マッシモ・クアルタ、フィリッポ・アリーア&イル・ヴ
甘美なチレア節をイタリア器楽勢の演奏で
チレア:協奏組曲集、他
エンリコ・ブロンツィ(チェロ)、マッシモ・クアルタ(ヴァイオリン)、フィリッポ・アリーア(指揮)イル・ヴィルトゥオージ・デッラ・スカラ
ヴェリズモ・オペラで人気を博した作曲家チレアによる珍しい協奏作品を収録したアルバム。「アドリアナ・ルクヴルール」と「アルルの女」で成功したチレアは、47歳までは主にオペラ作曲家として活動し、以後の37年間は、オペラは改訂などに留め、他の分野の作品に取り組んでいました。
上質な演奏
ミラノ・スカラ座管弦楽団(スカラ座フィル)のメンバーで構成される室内オーケストラ「イ・ヴィルトゥオージ・デッラ・スカラ」を活きの良い若手フィリッポ・アリーアが指揮。ヴァイオリンとチェロのソロは、共に知名度の高いマッシモ・クアルタと、エンリコ・ブロンツィが担当。
ブックレット
12ページ。テキストは英語とイタリア語。イタリアの作曲家、リュート奏者、オルガン奏者で、パヴィアのヴィッタディーニ高等音楽院で作曲の教授を務めていたウーゴ・ナストルッチ[1953- ]による解説が掲載。チレアの受容状況と、収録作品について説明しています。
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作品情報◆ ヴァイオリンと管弦楽のための組曲
1946年作曲。第2次大戦終戦の翌年に書かれた作品。第1曲から甘美で哀調を帯びた旋律がチレア節絶好調という感じで、第2曲もオペラ風。第3曲ではマーラー7番第3楽章をどこか思わせる旋律も登場し、そして第4曲は元気な無窮動風な音楽で元気に締めくくります。
◆ 愛の歌
ミラノ音楽院で作曲と電子音楽を学んだイタリアの作曲家ラッファエレ・カッチョーラ[1965- ]による4分ほどのチレアへのオマージュ作品。
◆ チェロと弦楽オーケストラのための協奏曲(第2番)
バロック後期、ナポリ楽派の作曲家レオナルド・レーオ[1694-1744]の1737年の作品を、ナポリ音楽院の院長だったチレアが1934年に編曲。チレアはレーオの組曲風な協奏曲から短い第4楽章と第5楽章をカットし、ラルゲットを第2楽章に、アレグロ・コン・ブラヴーラを第3楽章とし、第1楽章に複雑なカデンツァを、第3楽章に短いカデンツァを加えて3楽章制の協奏曲に仕立てています。
当時はバロック作品の普及を目指す「近代化」がよくおこなわれていた時代ですし、チレアにはこの曲の美しいメロディーを広めたい気持ちもあったのでしょう。1922年にはまず3楽章化したピアノ編曲をおこなっており、その12年後に完成したのがこの1934年の編曲です。
◆ チェロと管弦楽のための小組曲
1931年作曲。同時代フランス作品の影響を感じさせる色彩的で親しみやすい作品。甘美な第4曲ノットゥルニーノはチレア節満載です。
演奏者情報◆ マッシモ・クアルタ(ヴァイオリン)
1965年、イタリア南部、サレント地方のレッチェに誕生。11歳からレッチェのティート・スキーパ音楽院でヴァイオリンを学び始め、続いてローマ聖チェチーリア音楽院でベアトリーチェ・アントニオーニに師事。その後、サルヴァトーレ・アッカルド、ルッジェーロ・リッチらの指導を受け、1986年、チッタ・ディ・ヴィットリオ・ヴェネト・ヴァイオリン・コンクールで優勝、1989年、オペラ・プリマ・フィリップス・ヴァイオリン・コンクールで優勝、1991年、ジェノヴァ・ニコロ・パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールで優勝。
以後、ソロと室内楽、指揮の活動を組み合わせ、世界各地で演奏。スイス・イタリア音楽院で教えてもいます。
CDは、Brilliant Classics、Dynamic、Delos、Amadeus、Suonareなどから発売。
◆ エンリコ・ブロンツィ(チェロ)
1973年、パルマに誕生。1990年にトリオ・ディ・パルマを結成し、フィレンツェ、メルボルン、リヨン、ミュンヘンの国際コンクールの実績により、ヨーロッパ、南北アメリカ、オーストラリアの主要なコンサートホールで演奏。
ソリストとしては、2001年、パリのロストロポーヴィチ・コンクールで上位入賞、ヘ
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