- 9
- 4.23
1972年、渋谷陽一、橘川幸夫、岩谷宏、松村雄策の4人の創刊メンバーでスタートした「ロッキング・オン」。レコード会社側からの一方通行の情報を伝えるファンクラブ的音楽雑誌と一線を画し、リスナーがミュージシャンと対等の立場で批評するスタンスで支持を集め、いまや音楽雑誌の一大潮流となった「ロッキング・オン」は、いかなる場から生まれたのか。創刊メンバーの一人である橘川幸夫が、創刊の時期から約十年の歩みを振り返るクロニクル。ロックがいちばん熱かった時代、70年代カウンターカルチャーの息吹を伝えるノンフィクション。 第1章 胎動 それは新宿から始まる レボルーション タイムス 大学生・渋谷陽一 制作作業 営業活動 第2章 創刊 創刊号執筆者 塚脇功 書店開拓 反省会議 短歌 フィルムコンサート 橘川榮一 編集部 第3章 荒ぶる時代 故郷・四谷 1968年のキャンパス 子ども調査研究所 真崎・守 第4章 全国販売 販売部数 取次 写植 ビートルズat武道館 デビッド・ボウイ 裂美 第5章 創刊4人組 渋谷陽一と橘川幸夫 四谷の町と岩谷宏 岩谷宏と真崎・守 松村雄策 第6章 市販雑誌 市販雑誌 滑川海彦 印刷屋 5号まで来た 新宿ゴールデン街 雑誌の仕組み 第7章 混乱の中での前進 若いこだま 広告営業 HELP&JOIN! 大類信 編集の充実と、事務の混乱 10号に到達 第8章 ロックレビュー Janis Joplin Greatest Hits / Janis Joplin Chicago 6 / Chicago 以後を噛む「ジギー・スターダスト評」 ジョンの魂 ディープ・パープル・イン・ジャパン 何故ロックか? タンジェリン・ドリームを聴く事の現在的基盤 1975ブリティッシュ・ロックへの批判的ふりかえり 第9章 ロックからのテイクオフ メディアとしてのロッキング・オン 1975年、25歳──転機 ポンプ創刊 岡崎京子や、読者のこと 時代 70年代 代々木公園 パンクな読者たち 同時代を生きる 「ぴあ」の話 第10章 解散 ホットな時代の場所 1981年 31歳 解散 けじめ 21世紀
レビュー(9件)
色々と懐かしい
ROの会もポンプ創刊号の核もやったなあと懐かしい。 あの時にしかと言うけど今も充分通用すると思うのはおばさんだからなのか? 世の中いうほど変わってない。いやむしろ鈍くなっているのではとババアは思う。 結局、少なくても私の核は変わらない。 あなたも変わってはいない。 世の中は変わったのか? 今、何を思うのか? それで良いのか? まだ私は生きている。