流れは層流と乱流に大別されると考えられてきた。層流と乱流の境界は明確ではないが、比較的単純な流れのパターンをもつ定常な層流が、不安定性により複雑なパターンの振動流へ移り変わり、その振動流が再び不安定となって、より複雑なパターンをもち複雑な時間的変動をする流れとなることを繰り返して、やがて乱流にいたる。流れの安定性理論は、層流からどのような経過をたどって乱流化するのかを調べることを目標としている。本書は、著者たちが長年学び、研究してきた流れの安定性に関する基礎的なことがらと研究成果を若手の流体力学研究者に紹介するものである。
レビュー(0件)