映画監督西川美和が惚れ込んで映画化権を取得した、 『復讐するは我にあり』で知られる佐木隆三渾身の人間ドラマ! 映画『すばらしき世界』(2021年2月公開)原案。 復刊にあたって、西川美和監督が書き下ろした解説を収録。 人生の大半を獄中で過ごした前科10犯の男が、極寒の刑務所から満期で出所した。 身寄りのない無骨者が、人生を再スタートしようと東京に出て、職探しを始めるが、 世間のルールに従うことができず、衝突と挫折の連続に戸惑う。 刑務所から出て歩き始めた自由な世界は、地獄か、あるいは。 伊藤整賞を受賞した傑作ノンフィクション・ノベル。
レビュー(74件)
映画を先に観てからの
映画を観て感動して原作に興味を持ち、読み始めました。映画は現代が舞台でしたが原作は三十年ちょっとくらい昔の話でした。時代背景以外にも原作と映画は少し違うのですが、本の方がより身分帳の詳しい内容がわかり深く理解しました。映画の映像も俳優さんも素敵ですが、本として文章で知る内容は、懲役を終えた人がどう生きていくのか、リアルに描かれていて知らないことがたくさんありました。原作を読めて良かった。
楽天ブックスさんはなんでも揃っている!
映画「素晴らしき世界」を見て、西川美和監督が惚れて「身分帳」を役所広司に頼んで映画化したそうです。助演の六角精児さんも読んでいたとのこと。絶版でしたが、さすが楽天市場さん、ありましたね。ありがとうございました。
つまらん!!
時代背景が古く、ダラダラした話の流れに活字を追うのが辛くなる。少し読んでは休み、また少し読んでは休み、遂に気持ちが付いて行かなくなり途中でやめた。「あ~疲れた」と疲労感だけが残った。こりゃ駄目だ!