数字やスキルを高めても本物のリーダーにはなれない。松下幸之助の最強参謀が、「正統派リーダー」になるための考え方や心構えについて説く。人を活かし結果を出す実践的経営論。
必要なのはテクニックではなく人間力。リーダーの心構えについて学べる好著
ーー推薦・山田俊浩(東洋経済オンライン編集長)
「経営は、数字の分析や、理論などではない」─-。これは松下幸之助さんから学んだことです。経営とは「理3、情7」が基本の基本です。理屈で経営が成功する、数字の分析で会社が発展するということならば、学者、評論家が経営者になればいいのです。
実際、松下さんが「松下電器が成功した9つの要因」を挙げています。9つの要因とは、1自分が凡人であったこと、2人材に恵まれたこと、3方針を明確に提示したこと、4理想を掲げたこと、5時代に合った事業であったこと、6派閥をつくらなかったこと、7ガラス張りの経営をしたこと、8全員経営をしたこと、9公の仕事であると訴えたことです。成功の9つの要因のなかに、数字や理論に関する事項はありません。経営分析もなければ、有名な経営理論から活用したようなものもありません。
会社とは「人間の集合体」。経営とは、集まった人間の「相乗行動」によって1つの目的に向かって進み、その目標を達成することなのです。経営は、したがって、いかに「人間の集合体」を治めるか、活かすか、やる気を出させるかに要諦があるのです。実際のところ、松下さんが語った9つの成功要因を、ひと言で表せば、「私が経営において成功したのは、社員を励まし、社員に誇りを持たせ、社員に感謝し、社員に感動を与えたからです」ということでしょう。(本書「一流の経営者は「経営理論」を振りかざさない」より要約抜粋)
第1部 経営編
・役職者を「さん付け」する会社は発展しない
・ 「毎年採用」を漫然と行う会社は崩壊する
・ 「情報が集まる社長」がやっている2つのこと
・ 一流の経営者は「経営理論」を振りかざさない
・ 「大風呂敷」を広げる若者ほど大きく伸びる
・新社長が前社長を否定する会社は衰退する
・一流の経営者はつねに「即断即行」する
・「社員が無能」と公言する社長は経営者失格
・人口減時代の経営戦略を真剣に考えるべき
・「相談役」「顧問」の居座りは社員全員の迷惑
・稲盛和夫氏を奮起させた「松下幸之助の言葉
第2部 リーダー編
・ リーダーに必要な究極の能力は「愛嬌」
・一流の社長は「泣いている社員」を放置しない
・超一流の社長は、「3種類の部下」を持っている
・一流の経営者は「丁寧な人事」を心掛けている
・優れた社長には自分よりも優れた部下がいる
・社長の役割とは「社員を感動させること」
・「上司」たる者、「部下」より偉いわけではない
・会社を良くするのもダメにするのも「社長」
・上司は、「部下への伝え方」を間違うと最悪になる
・リーダーに求められる究極の資質は「度胸」である
・「人間は偉大」と考えれば不祥事など起きない など
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