ホー・ツーニェンは、東南アジアの歴史的な出来事、思想、個人または集団的な主体性や文化的アイデンティティに独自の視点から切り込む映像やヴィデオ・インスタレーション、パフォーマンスを制作してきました。本展では、ホーのこれまでの歴史的探求の軌跡を辿るべく、最初期の作品含む6点の映像インスタレーション作品を展示するとともに、国内初公開となる最新作を紹介します。
展覧会図録では、インスタレーションビュー、映像のスチルカットやスクリプトのほか、作品の制作過程で作られたアイデアソースとなる貴重な資料も交えながら、出品作を軸に構成しています。多層的な作品を読み解く論考4本や、過去に執筆されたホーのテキストも収録し、絶えず更新されるその制作の真髄に迫ります。
・インスタレーションビュー
・《ウタマー歴史に現れたる名はすべて我なり》(2003年)、《CDOSEA》(2017年)、《名のない人》(2015年)、《名前》(2015年)、《一頭あるいは数頭のトラ(リダックス)》(2017年)、《ヴォイス・オブ・ヴォイドー虚無の声》(2021年)、《時間のT》《時間のT:タイムピース》(2023年)
各作品の解説、映像作品のスチル、制作時のマテリアル
・ホー・ツーニェンによるテキスト 4本(予定)
・論考 木下千花(映画研究者)「マスキュリニティ、もしくはその解きほぐしについて」
・論考 アンドリュー・マークル「語られぬままの物語も 《ヴォイス・オブ・ヴォイドー虚無の声》に関する失われたエッセイの註釈」
・論考 新井知行(《旅館アポリア》《ヴォイス・オブ・ヴォイドー虚無の声》《時間のT》ドラマトゥルク)「ホー・ツーニェンとの協働について」
・論考 崔敬華(東京都現代美術館学芸員)
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