「「ハッピーニューイヤー」」
降りしきる雪とともに訪れた新年。吸血鬼ルーミーを因縁と陰謀の中から救い出し、日常へと回帰したシーモア。騒々しい運び屋仕事の中で、二人はぎこちなくも幸福な日々を送っていた。
だがそんな日常も長くは続かない。
マフィアに追われ、逃げ込んできた双子のバーズアイ姉妹。人を傷つけないと誓ったことによって、徐々に迫り来るルーミーの飢えの限界。
緩やかに、しかし確かに平穏の終わりが近づく中で、シーモアたちの前に姿を現す最悪の敵『吸血鬼狩り』。
選び取った幸福の中で、シーモアは更なる決断を求められることになる。
人と人ならざるものの恋物語、第二弾。
レビュー(2件)
やはり面白い
殺し屋組織との敵対関係も丸く納まり、日常を取り戻した運び屋シーモアと元殺し屋の吸血鬼ルーミーの元に、またもトラブルが舞い込んできて…。同居人が増え住居兼ガレージでの生活も平穏…かのように見えた歪な関係は、水面下で徐々にずれ始め、やがて大きく歪み、信頼関係の破綻はある日突然に。捕食者と餌という生物としての価値観が違いすぎる二人なので、ちゃんとその辺りの齟齬を顔つき合わして話し合うべきだったのに、二人共なあなあで信頼関係の上にあぐらかいてしまってたからこうなるのは当然。まったくこの二人の不器用っぷりったらもう