初対面なのに、「私って、コーヒー飲めない人じゃないですか」。料理番組で、「じゃがいもの皮をむいてあげてください」。仕事では、「○○社さんとは、いいお仕事をさせていただいてます」。普通に使っている言葉もあれば、人が使っているのを聞いて、ひっかかる物言いもあるでしょう。よく言われるように言葉は生き物であり、ある言い方、言葉が流行る裏側には、その時代、時代の「日本人のメンタリティ」が隠されています。言葉は世につれ、世は言葉につれー。第一線の編集者、コラムニストとして、「日本語の最前線」に居続ける著者が、気になる日本語とそこに隠された時代の心理を読み解く、「日本語の精神分析」とも言える、画期的な論考。
レビュー(6件)
言葉の雑学
若者を中心に言葉が乱れていると言われて久しいですが、今や全世代を通じて、おかしな日本語が使われていると言うことを具体例を挙げて解説しています。必ずしも文法的な誤りではないがちょっとおかしいという言葉に焦点を当てています。著者の解釈はやや主観的な印象も受けますが、自分の言葉を見直してみるのもおもしろいでしょう。
子供を国際人に育てるために、幼少の頃から英語漬けにすることも結構なことですが、そのように育った人たちが大人になって流暢な英語の傍らで変な日本語を使っていたら爆笑ですよね。英語が話せれば仕事ができる、と言うことでもありませんし。我々は日本人なのですから、まず正しい日本語が話せて何ぼだと思いますよ。