●本書は,FASC式家族事例検討会におけるファシリテータの実践力を高めることを目的としたものである.ファシリテータとは,家族事例の読み解きを行う役割を担うものであり,事例検討に向けた模擬事例の準備,家族の読み解き,参加者からの情報の引き出し,軌道修正,明日からできることへの助言,等の技術が求められる.
●このため本書は,事例検討会に参加する,組織・ファシリテータ・参加者の役割や学びを対比して説明することで,ファシリテータが備えるべき技量を説明.検討会の逐語録を3事例あげた第3章では,ファシリテータがいかに参加者を導いていくのかが明らかにされている.
●また,最終章では,さらなる上級実践へ向けて,検討会と研究の違い,事例研究として成り立つための要件などを述べている.
●本書は,既刊『グループワークで学ぶ家族看護論第2版』『家族アセスメントPartI』の既読が望ましい.
第1章 FASC式家族事例検討の概要
第2章 FASC式家族事例検討会の進め方
第3章 ファシリテータとしての技術を磨く
第4章 実践事例報告から家族システムケア研究へ
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