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子どもの学習のつまずき解消の鍵は「わかり方(認知の仕方)」に合った指導方法・学習方法を用いること。 同時処理と継次処理,2つの認知処理スタイルを徹底解説! <本書が目指す支援のステップ> (1)学習につまずきのある子どもの得意な「わかり方」を大人が把握する (2)子どもの得意な「わかり方」で大人が教える (3)子どもが学ぶ楽しさや達成感をたくさん味わう (4)子どもが自分に合った「学び方」を身につける (5)自律的で主体的な大人に成長する <Goal!!> ◆序章 1 学習方法とわかり方(認知の仕方)のミスマッチ!? 2 認知処理スタイル2パターンのうちあなたはどちらのタイプ? 3 あなたと子どもの認知処理のタイプは? ◆第1章 認知発達の偏りから起こる学習のつまずきとは 1 認知発達の偏りとは 2 学力観の変遷 3 知能観と知能検査 Column1 果物にたとえた知能観ーー昔「りんご」,いま「みかん」 ◆第2章 継次処理スタイルと同時処理スタイルーー二つの認知処理スタイルとそれに応じた指導方法 1 二つの認知処理スタイル 2 子どもの認知処理スタイルに応じた教師の指導方法 3 認知処理スタイルを生かした長所活用型指導 4 五つの基本原則とそれを生かした指導例(漢字の読み書き) ◆第3章 認知処理スタイルを生かした通常学級での指導の実際 1 認知スタイルを通常学級の授業で生かすために 2 認知処理スタイルの特性を生かした通常学級での指導の実際 3 二つの認知スタイルを生かした指導とは ◆第4章 認知処理スタイルを知るチェックリスト 1 認知処理スタイルを把握するには 2 認知処理スタイルを見分けるチェックリスト 3 知能検査を用いたアセスメントーー知能検査の現状と日本版ABC-2 Column2 K-ABC-2とは ◆第5章 フィードバックを通じて自分に合った学習方法を身につける 1 アセスメント情報のフィードバック──KABC-2の場合を例に 2 KABC-2フィードバック面接の実際と効果 Column3 「その子に合った指導」が自立につながる 資料1 認知処理スタイルと学習方法の関係 資料2 個に応じた教育の時代にーー合理的配慮と支援・指導計画 資料3 学校における心理アセスメントの基礎知識
レビュー(6件)
KABC2の検査結果をまとめるのに、重宝しています。
読み書き苦手な小1の子供に
文字の読み書きに苦戦しているので、どういう教え方が良いか考えていたところ、 見つけた本です。タイトルから難しそうに思いましたが、内容はとても読みやすい、わかりやすいです。 教え方もいろいろあるのだと知りました。
興味深い
仕事(LD指導)用に購入しました。専門的なので、一般向けではないように思いますが、子どもだけでなく大人用の認知チェックなどあって興味深いです。 K-ABCの簡単な見方などもあり、参考になりました。
子供が発達能力テストを受け、継時処理能力優位のタイプと判明したので、詳しく知るために購入しました。それぞれの脳の傾向で覚えやすい学習方法がこんなに違うのか、確かに自分にも分かりやすいやり方とそうでないやり方があったな、そうだったのか!自分が学生の時に知りたかった!とすごく思いました。実例がたくさん載っていて、今後の学習に役立てられそうです。発達障害が無い子供達にも有効なことがたくさん書いてあります。良著です。