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「古典の文言(もんごん)なのか、わが言葉なのか、区別がつかないくらいになり、わが生を導く」ようになった『徒然草』からの原文を、中野孝次が選び抜いて“わが徒然草”を作りあげた。総ルビつきの原文と現代語訳、そして思いを込めた解説。南北朝の乱世を生きた兼好の永遠の古典が、時代を超え「今に生きる言葉」として蘇る。 存命の喜び、日々に楽しまざらんや 著者の「心の中で鳴り続け」生き方を定めた「今を生きる言葉」 「古典の文言(もんごん)なのか、わが言葉なのか、区別がつかないくらいになり、わが生を導く」ようになった『徒然草』からの原文を、中野孝次が選び抜いて“わが徒然草”を作りあげた。総ルビつきの原文と現代語訳、そして思いを込めた解説。南北朝の乱世を生きた兼好の永遠の古典が、時代を超え「今に生きる言葉」として蘇る。 はじめに 序段 1 世俗譚 第八十九段 第五十三段 第五十段 第二百三十六段 第百十五段 第四十段 第二百九段 2 しばらく楽しぶ 第七十四段 第七十五段 第百八段 第五十八段 第五十九段 3 なんとなくいい話 第三十一段 第三十六段 第六十二段 第三十七段 第十五段 第十七段 4 生死 第九十三段 第百十二段 第百五十五段 第二百四十一段 第四十九段 5 名人 第二百二十九段 第百九段 第百八十五段 第九十二段 第百十段 6 シンプル・ライフ 第百八十四段 第二百十五段 第二百十六段 第百四十段 7 一事に専念せよ 第百五十段 第百五十一段 第百八十七段 第百八十八段 第十三段 8 心のふしぎ 第百五十七段 第八十五段 第七十三段 第二百三十五段 9 よき趣味、悪しき趣味 第三十五段 第七十二段 第七十八段 第七十九段 第八十一段 第八十二段 10 美とは何か 第百三十七段 第二百十二段 11 ありがたい話 第三十九段 第六十段 第百二十四段 第百四十四段 第百九十二段 12 実践的教訓 第百二十七段 第五十五段 第百七十段 第百六十四段 第二百二十四段 おわりに テキストと参考文献
レビュー(13件)
他のすらすら読めるシリーズを読んで良かったので購入しました。
おすすめです
中野孝次さんの訳が素晴らしく、若いころ読んだ原文とは全く違った印象を持ちました。 示唆に富む人生読本として座右の書となりました。
思ったより小さく文庫サイズの本でした。 上下に原文と訳文が書かれているのと、原文の漢字に仮名が振られているのが良いと思います。 すらすら気持ちよく読めます。
読みやすいです。今も昔も人間の本質はあまり変わっていないなと 思ってしまいます。
中学、高校で習ったあの古文は実は徒然草の内容だったのか!と思わぬ発見をしました。きっと授業で説明はされてたはずですけど当時は聞いてませんでしたので(笑)。なんとなく文章や訳を覚えていたのが、この本を読んで急にはっきり思い出して感動しました。つれづれのよしなしごとを書いただけあって、内容は賛同できたりできなかったり。感心することもあれば、だからどうなのよと突っ込みたくなる話もあり・・・この本の内容が理解しやすかったので、徒然草もその時代の普通の「本」なんだな、それが今読まれてるから古典になってるんだなと思えました。