青函連絡船が80年に及ぶ歴史を閉じた1988(昭和63)年から四半世紀、最終便を飾った「羊蹄丸」もついに解体された。この間、航路開設以来の歴史や船の建造については、書き残されているものが多数ある一方、実際に日々どのように運航されていたのかについては、断片的な紹介が散見されるにとどまり、あまり正確な情報が残されていないのが現状である。本書は、永年青函連絡船を研究してきた著者が、臨場感あふれる当時の運航現場の様子を、貴重な資料や写真も交えながら紹介。運航に携わった人々のありのままの姿を書き記す、初の著書である。
レビュー(6件)
失われた歴史を辿れました。
原風景であった連絡船が消えて久ですが、細かい所まで書き残しており購入して良かったと思っています。あの時代が懐かしく蘇りました。
鉄分以上に・・・・・
出している会社や、登場する船を含めて鉄分豊富な皆様向け?と思われそうな本ですが、鉄分豊富にして船ヲタでもある私はピクピクになる内容の本でした。それにしても、青函連絡船懐かしい・・・・・
青函連絡船の裏がよくわかります
運航の際の指示や船員の動きがよく描かれていて驚きました。
長声一発!
これまで読んだ青函連絡船に関する本は、その多くが歴史、特に洞爺丸台風を扱ったものでした。 一方で、本書は主に昭和50年代~終航に至るまでの連絡船の日常の描写に重きが置かれています。 私事ですが、昭和63年2月、連絡船フィーバーの頃失意のなか北に向かい青森から1便十和田丸に乗船した時、いつまでもデッキで佇んでいた私に「ここは寒いから、もう中にお入りなさい」と声を掛けてくれた船員さんの優しい顔が懐かしく思い出されました。 現存するのは青森の八甲田丸と函館の摩周丸のみ。いつまでも残っていて欲しいと思います。 この文を書いているうちに函館に行きたくなってきました。 港の近くに宿を取ると夕方5時に聞こえるあの汽笛…