リズム感の違いはどこから生まれるのか? 黒人ミュージシャンのような、"うねり"のあるリズム感を獲得するにはどうすればいいのか? ビートとリズムの関係とは? そんな疑問に真っ向勝負で取り組んだのが本書です。ビートを細分化していく従来のリズム・トレーニングは、正確なタイミングでの発音は可能になりますが、独特の"硬い"演奏になってしまい、黒人ミュージシャンのリズムからは遠ざかってしまうことがあります。それをふまえ、本書では「リズム感」の秘密を、日常的に行なっている身体の動作や、言語の違いなどから解き明かし、演奏技術ではなく「リズム感」そのものをトレーニングしていきます。本書を読んで主旨を理解し、付録CDを使ってトレーニングをすれば、大きなビートを感じながら細かい音符まで捉えて"リズムのある"演奏ができるようになり、読譜力も飛躍的に向上するでしょう!
レビュー(2件)
音感トレーニングにつづいてリズム感です。
この著者による、大人のための音感やリズム感のトレーニング本は、いままでの年少者や音大・音高受験生向けの書籍と大きく異なり、その着眼点は大変画期的と言えるでしょう。 音感トレーニングの方は、一言で言ってしまえば、移動ド読みによる相対音感の獲得を薦めています。 一方、本書では単にリズム感トレーニングするハウツー本と言うよりも、リズムの本質についてさまざまな観点から述べられており、その部分がとても有益だと思います。 結果としては、音感トレーニング本よりも分厚い内容になり、この本を読むことで、リズムとは何か、その本質について考えるきっかけになるのではないでしょうか。