〈小数〉はどのように生まれたか。〈対数〉は、そして〈微積分〉は? 宗教戦争が猖獗(しょうけつ)を極める17世紀ヨーロッパ、魔女が空行き占星術と錬金術がまだ人の心を揺ぶっていた混沌たる文化パラダイムの中から異形の数学者たちが頭角を現わす。ガリレイ=デカルト=ニュートン=ライプニッツ。著者ならではの余裕と気品の名文が、近代数学成立の数奇な劇を紡ぎ出す。全編に、博学と哲学がしみわたった傑作。
1 数量の支配する世界
2 魔術師たちのルネッサンス
3 数量的世界像の成立
4 宗教戦争の硝煙のもとで
5 座標と整式と変数と
6 文化は地下(アンダーグラウンド)から
7 世界の数学原理
8 最後の錬金術師たち
レビュー(15件)
読書日記
数学者達の人物史みたいなの。結構面白かった。 最近、数学関係の本ばかり読んでいるような気がするが、この本は今までに読んでたのとは全然違うタイプのだ。数学的な話がほとんど出てこない。対数のところと物体落下の解析のところでちょっと出てきただけ。でも、対数のところで数学の話をしている時すごい嬉しそうだったので、やっぱこの人は数学が大好きなんだなと思った。