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■累計発行部数26万部突破(電子含む)! ■豪華キャストで2021年に映画化! 監督:吉田大八 キャスト:大泉洋、松岡茉優、佐藤浩市ほか ■2018年本屋大賞ランクイン! ■文庫解説は大泉洋 『罪の声』の著者・塩田武士が、俳優・大泉洋を主人公に「あてがき」し、 圧倒的リアルな筆致で出版界の<光と闇>を描いた前代未聞の小説が文庫化! 「主人公・速水=大泉洋」が表紙&扉ページの写真を飾る! 出版大手の「薫風社」で、カルチャー誌「トリニティ」の編集長を務める速水輝也。 中間管理職でもある40代半ばの彼は、周囲の緊張をほぐす笑顔とユーモア、コミュニケーション能力の持ち主で、同期いわく「天性の人たらし」だ。 ある夜、きな臭い上司・相沢から雑誌廃刊の可能性を突きつけられ、黒字化のための新企画を探る。 大物作家の大型連載、映像化、奇抜な企業タイアップ。雑誌と小説を守るべく、アイデアと交渉術で奔走する一方、 巻き込まれていく社内政争、部下の不仲と同期の不穏な動き、妻子と開きつつある距離……。 交錯する画策、邪推、疑惑。 次々に降りかかる試練に翻弄されながらも、それでも速水はひょうひょうとした「笑顔」をみせる。 しかしそれは、どこまでが演技で、どこからが素顔なのか? やがて、図地反転のサプライズが発動する。 出版業界の現状と未来を限りなくリアルに描いた群像小説……“人たらし”編集長が、ラストに牙を剥く! 人気俳優を主人公に“あてがき”した小説は、出版界の未来に新たな可能性を投じた「企画」として、各メディアで話題沸騰!
レビュー(256件)
まぁ普通です、帯のどんでん返しとはなんだったのか? 何に騙されたのかよくわかりませんでした。
一度借りて読んでいますが、手元に欲しくて文庫が出てすぐに購入しました。 映画の公開延期が発表されたのは残念ですが、もう一度読み直して映画を見る準備をしたいと思います。
あてがきをした小説は初めて読みましたが、大泉洋さんが好きなので、大泉さんを思い浮かべながら楽しく読めました。ただ、肝心の最後の章での彼の変化が突然過ぎて、ちょっとついていけなかったです。どこでどういう風に動いていたのか、それを知りたかったかな。
映像化楽しみ
ときどき現れる大泉洋の写真に、にやけてしまう。 罪の声がおもしろかったのでこちらも購入したら、また傑作。会話のやりとりも出版業界の内情もおもしろく、最後の主人公の振り返りまで飽きずに読める! 映像化も楽しみ。
電子書籍にはまだまだ抵抗がありますが、「時短」や「便利」の先には、失うものが多々あるのだと改めて考えさせられました。結末は少し残酷な気もしましたが、自分が最も大事にしたい思い、そして「自分の仕事が好きなのか?」という自問、ガムシャラに働き続けてふと立ち止まる思いに共感が持てました。