- 8
- 4.5
新元号「令和」決定! 『万葉集』1200年目のベストセラーに。 『万葉集』研究の第一人者であり、新元号の見識も高い中西進による著作。 天皇や貴族を取り巻く政治的な事件を追い、渦中に生きた人々を見いだし歌を味わう。防人の歌、東歌といった庶民の歌にも深く心を寄せる。歌集を読むだけではわからない、万葉の世界が開ける入門書。 はじめに 一 古代の歌うた 古代の追憶 追憶の風景 磐姫の人間像 王者と恋 人間誕生 大化前夜 二 大化の改新 蘇我氏挽歌 中大兄と鎌足 雨の六月十二日 石川麻呂の変 中大兄の周辺 有間皇子の悲劇 三 近江文化 日本敗戦 中大兄の即位 額田王 葬送の女たち 四 壬申の乱 天智の死 激戦一か月 浄御原宮の十四年 大津皇子事件 五 藤原の新都 持統即位 藤原宮の造営 行幸の風雅 藤原朝の皇子たち 皇子群像 高市皇子と十市皇女 穂積皇子と但馬皇女 黒人と意吉麻呂 文武天皇の即位 大内陵合葬 六 人麻呂の哀歓 人麻呂の生涯 青春の哀歌 殯宮挽歌 皇太子挽歌 皇女への挽歌 女の死 石見の離別 行幸従駕 羇旅の短歌 人麻呂の歌集 七 平城の栄華 大宝以後 女帝と新都 平城京の出現 律令撰定 元正女帝 聖武の即位 八 百花繚乱 山部赤人 車持千年 笠金村 大伴旅人 旅人の周辺 山上憶良 高橋虫麻呂 湯原王 九 天平の陰翳 長屋王の変 藤氏四子 聖武の幻想 聖武の死 奈良麻呂の変 十 みやびの抒情 平城京の日々 恋の真実 たゆとう命 田辺福麻呂 坂上郎女 大伴家持 十一 無名歌の世界 万葉集と作者未詳の歌 都会の民衆 東歌 防人の歌 古今集への流れ 解説 小林 恭二
レビュー(8件)
新年号に代わり勉強を
突起やすいと思います。入門書として、と言うレビューもありましたが、 こちらで十分かも・・・
歴史
万葉集の背景に興味のある人はぜひどうぞ。語句の解釈はされていないが、古代史のロマンが伝わってきます。期限付きポイント消化のため買いましたのでよけいありがたかったです。
文庫なので仕方ないですが、もう少し内容的に充実していればと思いました。