【輸入盤】交響曲第7番、『エグモント』序曲、他 シューリヒト&VPO(1956)
シューリヒト・イン・ニューヨーク
モーツァルト生誕200周年にわきかえった1956年、ウィーン・フィルは年末にアメリカ・ツアーをおこないますが、当初予定していた指揮者のエーリッヒ・クライバー[1890-1956]がモーツァルトの誕生日でもある1月27日に急死してしまったため、当時きわめて良好な関係にあったカール・シューリヒト[1880-1967]がその代役を務めることになります。副指揮者がアンドレ・クリュイタンスというのもなんとも贅沢な話ですが、公演内容も実に豪華で、コンサートは計12回もおこなわれています。
今回登場するのは、ニューヨークでおこなわれた「人権の日」のためのコンサートのライヴ録音で、会場は国連の総会議場という特別な背景を持ったものです。
演奏は相性抜群のシューリヒト&ウィーン・フィルとしてもかなり良いもので、熱気に満ちた雰囲気の中、随所に見られる思い切った表情付けの数々が、実演のシューリヒトならではの魅力を感じさせてくれます。
なお、シューリヒトはこのツアーでの成功により、翌年シカゴ交響楽団とボストン交響楽団に客演しています。
CDはだいぶ以前にアルヒフォンからリリースされていましたが、すでに入手不能になって長い年月が経過していたので、今回のリリースは嬉しいところです。
・ベートーヴェン:『エグモント』序曲
・ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調 op.92
・モーツァルト:交響曲第35番ニ長調 K.385『ハフナー』
・メンデルスゾーン:『真夏の夜の夢』〜スケルツォ
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
カール・シューリヒト(指揮)
録音:1956年12月10日(モノラル)
録音場所:ニューヨーク、国連総会議場
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