本書で紹介する「総合プロブレム方式」は、内科医として臓器だけを対象とするのではなく、患者の主治医として機能することを真剣に考え追求する中でうまれてきた診療形式です。診療の形式は実際にはカルテの形式に反映されます。この形式は、患者の持つ複数の病気を同時に管理できるという点、混沌とした状態から能率的に診断・治療ができるという点、そして患者に関する徹底した情報収集と分析を通して、概念としての「疾患」ではなく、実在する「患者の病気」を深く理解できるという点において、極めて優れた形式です。カルテを総合プロブレム方式に従って書くことで、主治医機能をはたす診療形式を実践できます。
本書は2つの章で構成され、第1章では総合プロブレム方式を概説し、第2章では10の症例を通して総合プロブレム方式を体験していただきます。
さあ、「主治医になるための練習」をはじめましょう。
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