意外な取り合わせに思われるかもしれないシェイクスピアとロシア。しかし、シェイクスピアの作品は、多くの国々で受容されているように、ロシアにおいても非常に好まれている。ロシアを代表する詩人プーシキン、文豪ドストエフスキーとトルストイ、劇作家・小説家チェーホフ、俳優・演出家スタニスラフスキー、翻訳家でもあるパステルナークを取り上げ、彼らがシェイクスピアをどのように受け入れたのかを見ていく中で、ロシアの文人・演劇人を魅了したシェイクスピアの姿を浮き彫りにする
まえがき
第1章 シェイクスピアとプーシキン
第1節 プーシキンの『ボリース・ゴドゥノーフ』に見るシェイクスピアの影響
第2節 『尺には尺を』とプーシキンの『アンジェロ』
第2章 シェイクスピアとドストエフスキー、トルストイ
第1節 ドストエフスキーと『ハムレット』-意識に囚われてー
第2節 ドストエフスキーと『オセロー』
第3節 悲劇の系譜ー『リア王』と『カラマーゾフの兄弟』
第4節 トルストイのシェイクスピア観
第3章 シェイクスピアとチェーホフ
第1節 シェイクスピアとチェーホフー懐疑の詩学をめぐってー
第2節 笑いの妙趣ーシェイクスピア、チェーホフ、井上ひさしの三者の関係
第4章 シェイクスピアとスタニスラフスキー
第1節 スタニスラフスキーと『オセロー』
第2節 モスクワ芸術座の『ジュリアス・シーザー』(一九〇三)
第3節 モスクワ芸術座における『ハムレット』-スタニスラフスキーとE・ゴードン・クレイグの接点
第5章 シェイクスピアとパステルナーク
第1節 ソネットの翻訳
第2節 戯曲の翻訳
あとがき
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