自発的に性を売ったとみなされてきた、米軍基地周辺の性売買女性たち。だが、彼女たちは朝鮮戦争以降、公式的に「慰安婦」と呼ばれ国に管理された存在だった。基地村で生きた一人の女性の証言が、日本軍「慰安婦」制度から連続する国家暴力の実像を映し出す。
推薦の言葉[権仁淑]
証言録の紹介
お願いの言葉
1 はじめに「私が先頭に立つよ」
2 幼い頃「なぜ母さんを殴るの!」
3 母さんに会いに行く道「お父さんが私を犯そうとしたから」
4 人身売買「言わば、私たちは奴隷だったのさ」
5 ヨンジュコル、広灘基地村「この小部屋に閉じ込められ殴られて」
6 文山基地村「空を屋根にして」
7 二度目のヨンジュコル基地村とテチュポル「セコナールを飲んで動脈を切ってから」
8 東豆川の香港ビレッジ基地村「お母さんが死んでから子どももその場所で」
9 米軍慰安婦に対する米韓両国政府の体系的管理
10 平沢の安亭里基地村「自分の体なのに自分勝手にできない世の中」
11 大邱の倭館基地村「ほのかな恋心を抱いていたから、ここまで付いて来たさ」
12 釜山のハヤリア部隊の基地村「ここの姉さんたちは、みんなどこに行ったんだろう」
13 三角地基地村「米兵へのサービスのために、サインをしてくれるわけだよ」
14 二度目の東豆川基地村「どれほどの人がここで死んだことか」
15 二度目の平沢基地村「便所にまで追って来たのさ」
16 議政府のペッポル基地村「あんたは私の分身なの」
17 群山基地村「若い抱え主たちが交代で正門を見張っていたの」
18 東豆川とセウムト「姉さんたちの命は命じゃないのか!」
19 遺言「政府が勝手に私を連れて行かないようにして」
20 エピローグ「誰にでもいいから一度は見せたかったの」
付録 国家暴力としての軍慰安婦制度の歴史
解題 もう一つの歴史ーー米軍慰安婦[金貴玉]
訳者解説
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