海から出て、やがて辿り着く新しい岸辺でふたたび川となるアルペイオスの流れ。詩と文学、幻想とイメージ、遊び、自然、様々な物との出会いから一個の〈石〉へ、そして、挿話的な種としての人類という岸辺へ。ギリシアの川神に託して自らの思想の遍歴を語る自伝的作品の傑作。著者最後の書き下し。マルセル・プルースト賞受賞作品。没後40年を記念して改訳版刊行。
目次
プレリュード
第1部
一 昨日はまだ自然──最初の知
二 少年時代の豊かな刻印
三 海──人の耕さぬところ
イ 書物の世界
ロ 括弧と裂け目
ハ 解毒の書
四 物の援け
五 イメージと詩
六 植物の条件
七 石についての要約
第2部
一 宇宙──碁盤と茨の茂み
二 水泡
三 挿話的な種
四 魂の凪
訳注
訳者あとがき
改訳版訳者あとがき
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