【POD】増補版メキシコホテル ペンション・アミーゴの旅人たち
メキシコの安宿に暮らしながら、誰もが自分らしい生き方を模索し、もがいていた……
メキシコシティにある安宿「ペンション・アミーゴ」、そこに集まる日本人宿泊者たち。
タダで国際電話をかける方法を知っていると豪語する関西人、メキシコの商店に日本語のポスターを売りにいく華奢な青年、メキシコでデビューを目ざすプロレスラーの卵たち、小さなホテルを建てたいという駆け出し事業家、メキシコ人の恋人と儲からない露店商売をつづける男……
1990年代に1年間この宿で暮らした著者が、愛すべきアミーゴたちの日常と揺れる心をていねいに描いたノンフィクション。
発刊当時、広く若者たちの共感を呼んだ旅行記が、増補版として復刊!
彼らのその後を追った「アミーゴたちの現在地 2022」(書き下ろし)を収録。
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『メキシコホテル』の旅は、1994(平成6)年から翌年にかけてのものである。95年に起きた阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件のニュースを、ペンション・アミーゴで旅行者からきいたことを思い出す。
あれから27年が過ぎ、ぼくはまもなく56歳になる。年をとったのはぼくだけではない。メキシコのあの宿で不思議な共同生活をした仲間たちの上にも、当然27年という歳月は流れたわけだ。
(本書「アミーゴたちの現在地2022」より)
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