鎌倉幕府が滅亡したのは偶然が重なり合った結果だった。あるいは室町幕府は応仁の乱ののちも強かに存在感を発揮し続けていたーーいずれも、最新の研究で議論されている論点であり、一般的な日本中世史の常識を覆す説が近年次々と発表されている。本書では、新進気鋭の中世史研究者たちが、それら最新の学説をまとめて二つの幕府の実像を明らかにする。巻末には、どちらの幕府が強かったかを議論する座談会を収録。近年の中世史ブームに一石を投じる、すべての歴史愛好家注目の一冊。
はじめにーー熱い時代の先に
第一章 部分的な存在としての鎌倉幕府 木下竜馬
第二章 公・武の関係をどうとらえるか 山田徹
第三章 鎌倉時代の「守護」とは何だったのか 木下竜馬
第四章 守護は地方にいなかった? 谷口雄太
第五章 滅亡は必然か? 偶然か? 木下竜馬
第六章 存続と滅亡をめぐる問い 川口成人
座談会 鎌倉幕府と室町幕府はどちらが強かったのか?
レビュー(0件)