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『九十歳。何がめでたい』を超える痛快作! 『九十歳。何がめでたい』の映画化が決定! 主演は御年九十歳の草笛光子さん。監督は『老後の資金がありません!』の前田哲さん。早くも話題沸騰の映画『九十歳。何がめでたい』の原作は『九十歳。何がめでたい』と本作です。 『九十八歳。戦いやまず日は暮れず』は、2017年の年間ベストセラー総合ランキング第1位になった『九十歳。何がめでたい』の続編になります。 タイトルは、1969年に発売され直木賞受賞作となった佐藤さんの小説『戦いすんで日が暮れて』の本歌取り。夫が作った莫大な借金をひとり背負い込んで奮闘する妻(=佐藤さん)の姿を活写し、愛子センセイが世に出るきっかけになった代表作のひとつです。 それから52年、自身の最後となる本エッセイ集のタイトルに『九十八歳。戦いやまず日は暮れず』と付けたのは、借金は返済したけれど、人生の戦いはやまず、今も日も暮れていないーー。愛子センセイが97年を生きて来た人生の実感です。愛子センセイがヘトヘトになりながら綴った、抱腹絶倒のエッセイ全21編をぜひご堪能ください。 【編集担当からのおすすめ情報】 『九十歳。何がめでたい』を読んでくださったたくさんの読者の皆さんに、こうして続編をお届けできることが何よりうれしいです。『九十八歳。戦いやまず日は暮れず』に収録された21編のエッセイは、佐藤愛子さんが女性セブンに「毎日が天中殺」という連載名で綴ったもので、連載中から大きな反響があったものばかり。「毎日が天中殺」と思えるほどの出来事が、愛子節たっぷりに、ユーモラスに綴られています。 最後に掲載されている「さようなら、みなさん」は70年を超える作家人生に幕を下ろすことを宣言した一編です。いつまでも佐藤さんの文章に触れていたい身としては寂しい限りですが、その断筆宣言にも、痛快で爽快で、破れかぶれの愛子節は健在!ゲラゲラ笑えて元気がわく天下無双のエッセイ集。ぜひお手元に置いてたっぷりとご堪能ください。 同日発売で、文庫本『増補版 九十歳。何がめでたい』も発売します。こちらには、単行本に、佐藤さんのインタビューや旭日小綬章綬章時の記者会見の一問一答、冨士眞奈美さんとの対談、瀬戸内寂聴さんの解説などを追加。単行本をご購入頂いた方々にも楽しんで頂ける永久保存版となっています。 ぜひあわせてご覧ください。 こうしてソレは始まった ヘトヘトの果 どこまでつづくヘトヘトぞ 桃食ったむくい なんでこうなる? 時は流れぬ お尻の役目 算数バカの冒険 無精の咎 今になってしみじみと 前向き横向き正面向き 嘘は才能か? ブルンブルン体操 小さなマスク みいれなのか ねのね 思い出考 マグロの気持 千代女外伝 「ハハーン」のいろいろ 釈然としない話 さようなら、みなさん
レビュー(75件)
潔さが好き
なんて面白いのだろう。なんて潔い文章なのだろう。といつも感激しながら読んでいます。こんな風に思いをしっかり言えたり、書けたりできたらいいなと思います。もうしばらく潔い文章を読みたいのでさようならなんて言わないで。
久しぶりに大好きな佐藤愛子さんの本を読みたくて購入しました! やっぱり期待を裏切らない内容、心の中であるあると頷いて、ほくそ笑んでしまう! ユーモアたっぷりな愛子さんの言葉にページも進んですぐ読んでしまいそうです
元気もらってます
95才の母に贈って読んでもらってます。佐藤愛子さんのファンで楽しんでる読んでます。近所の友人にも回して読んでもらってます。みんな元気も
迫力のある豪快なエッセイが面白い
1月15日曜日に購入した「九十歳 何がめでたい」の文庫本が、とても面白く、最初から最後まで 笑いながら読みんで、「本を読んで笑いたい」と思った、その時の私の願いを叶えてくれた本でした。そして今度は、是非「九十八歳戦い止まず日は暮れず」を読みたいと思って、購入しました。 (お体に気をつけてお過ごしください。と思いますが) 迫力のある豪快な?エッセイを読むのが楽しみです。 ありがとうございました。
佐藤愛子さんの本はほとんど読んでいます。エッセイはとかく面白いしとても勇気がわき今まで随分救われました。大分お弱りになられて心配していましたが、とても98歳になられたとは思えない力強いエッセイでした。笑わせていただきました。