先輩の結婚式で見かけた新婦友人の女性のことが気になっていた雄太。
しかしその後、偶然再会した彼女は、まったく別のプロフィールを名乗っていた。
不可解に思い、問い詰める雄太に彼女は、
結婚式には「レンタル友達」として出席していたことを明かす。 「レンタル世界」
成長するに従って、無駄なことを次々と切り捨ててく薫。
無駄なものにこそ、人のあたたかみが宿ると考える雪子。
幼いときから仲良しだった二人の価値観は、徐々に離れていき、
そして決定的に対立する瞬間が訪れる。
単行本に、さらに一章分を加筆。少女たちの友情と人生はどうなるのか。
「ままならないから私とあなた」
正しいと思われていることは、本当に正しいのか。
読者の価値観を心地よく揺さぶる二篇。
解説は、Base Ball Bearの小出祐介氏。
レビュー(270件)
無駄なものを排除し、合理的に生きようとする薫。無駄なことにこそ人間の良さがあると考える雪子。価値観の正反対な二人の生き方が描かれた作品。最後にズバッと私たちの価値感に切り込み、揺さぶりをかけてくる手法は、「何者」に近いのかなと思います。グサーっとやられました。