現代的な流体力学の入門コースとして,基本の物理をわかりやすく解説し、流体の運動とはどういうものかが懇切丁寧に説明されている。また、姉妹書の『基礎演習シリーズ 流体力学』(ISBN 978-4-7853-8118-9)では応用性も身につけられるよう問題を精選した。この演習書との併用により、一層の理解の助けとなろう。
1.流体の運動
1.1 はじめに
1.2 運動と場
1.3 運動の記述
1.4 ラグランジュ微分
1.5 2次元の流体運動
1.6 渦度と渦
1.7 3次元の相対運動
問題
2.流体の性質
2.1 連続体表現および輸送現象
2.2 ニュートン流体と完全流体
2.3 体積力と面積力
2.4 応力(圧力と粘性応力)
問題
3.基礎方程式
3.1 質量の保存
3.2 運動量の保存
3.3 エネルギーの保存
問題
4.完全流体の運動
4.1 ベルヌーイの定理
4.2 ケルビンの循環定理
4.3 渦なしの流れ(ポテンシャル流)
4.4 非圧縮流体の運動
4.5 非圧縮・渦なしの流れ
4.6 渦糸と渦なしの性質
問題
5.2次元の非圧縮・渦なしの流れ
5.1 流れの関数
5.2 複素速度ポテンシャル
5.3 流れの場の例
5.4 等角写像
5.5 ジューコフスキー変換
5.6 循環と物体への力
問題
6.水波
6.1 水波および静水圧
6.2 深い水の表面波
6.3 微小振幅の波
6.4 位相速度と群速度
6.5 有限深さの表面波
問題
7.渦運動
7.1 渦度方程式
7.2 ヘルムホルツの渦定理
7.3 2次元渦運動(渦領域)
7.4 渦糸群の運動
7.5 粘性渦の解(オセーンの拡散渦)
7.6 渦輪
問題
8.音波と衝撃波
8.1 音波
8.2 平面波
8.3 高速の定常流
8.4 有限振幅の波(リーマン不変量)
8.5 衝撃波
問題
9.粘性流体の流れ
9.1 粘性流の方程式
9.2 レイノルズ数
9.3 平行流
9.4 回転流
9.5 低レイノルズ数の流れ
9.6 高イノルズ数の流れ(境界層)
問題
10.流れの安定性
10.1 定常流の安定性
10.2 ケルビンーヘルムホルツ不安定性
10.3 レイリーーテイラー不安定および内部重力波
10.4 平行流の安定性
10.5 熱対流
10.6 カオス
問題
11.弾性体の基礎方程式
11.1 はじめに
11.2 応力と運動方程式
11.3 歪み
11.4 応力と歪みの関係
11.5 フックの法則
問題
12.弾性波
12.1 連続体の運動方程式
12.2 弾性波
12.3 弾性体中を伝わる波
12.4 表面波
問題
13.弾性体静力学
13.1 基本的な性質
13.2 捻れのある変形(棒を捻ること)
13.3 曲げの変形(棒を曲げること)
付録
A.積分の諸公式
B.δ関数(ディラックのδ関数)
C.直交曲線座標系での諸公式
D.ベクトルのへルムホルツ分解
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