谷崎潤一郎マゾヒズム小説集
発売日
: 2010年09月25日頃
著者／編集
: 谷崎潤一郎
出版社
: 集英社
価格
: 528
ISBN
: 9784087466065
- 82
- 3.59
エスカレートする遊びの中で、少年と少女が禁じられた快楽に目覚めていく「少年」、女に馬鹿にされ、はずかしめられることに愉悦を感じる男を描く「幇間」、関東大震災時の横浜を舞台に、三人の男が一人のロシア人女に群がり、弄ばれ堕ちていく「一と房の髪」など、時代を超えてなお色鮮やかな、谷崎文学の真髄であるマゾヒズム小説の名作６篇。この世界を知ってしまったら、元の自分には戻れない。
レビュー(82件)
中村佑介さんのカバーイラストで新装版です。これなら外でも安心して読めます、なんて。倒錯的な作品が厳選されていて、どれもとっても面白い。
ゾクゾクとする内容にひきこまれていきました。
文庫フェア
不思議な空間をかもしだす小説集です。エロスをオブラートに包み、徐々に読者を深みへと導く、なかなか最近の小説にはない魅力があります。ただ、官能小説を求めている方にはもどかしく感じるでしょう。
読書
いやはや、時代背景を考えると、谷崎アンパンマン潤一郎はとてつもなくすごいことを書いたものだ。楽しく、時には、こ難しく読めました。
谷崎潤一郎
久しぶりに谷崎先生の作品を読みたくて購入しました。明治時代にこの作品、 さすがに谷崎先生といった感じです。