週一回サイコセラピー序説
: 北山 修/高野 晶/岡田 暁宜/平井 正三/妙木 浩之/岡野 憲一郎
“週一回”で巡ってくる特別な日、たとえば日曜日、週刊誌の発行日、TV番組、塾、習い事… 私たちの生活のなかに、こうした「周期的/円環的な時間の流れは」自然と身にしみている。そうしたリズムにのった形で、現在の心理療法は“週一”で設定されることが多いようだが、かたや、精神分析では「最低でも週四回」という設定が必須とされている。この「週四回」にもまた、重用な根拠が秘められている。その根拠と「週一回」の妥当性のあいだのせめぎあいを、本書はどこまでも現実の・実際の心理面接力動に拠って、多角的に検討するーー週一回と週四回では、どこが、どう、違ってくるのだろうか?
序 章 週一回精神分析的精神療法の歴史 -- 体験と展望 (高野 晶)
提 題 週一回精神療法 -- 日本人の抵抗として (北山 修)
得られるものと得られないもの
週一回の精神分析的精神療法におけるリズム性について (岡田 暁宜)
週一回精神分析的サイコセラピー -- その特徴と限界 (平井 正三)
短期療法の視点から見た頻度 -- 週一回の長期力動療法との対比 (妙木 浩之)
提 題 日本の精神分析的精神療法 -- 精神療法の「強度」のスペクトラム (岡野憲一郎)
週一回セラピーの実践
アセスメントと適応 (池田 政俊)
治療経過とターニングポイント (村岡 倫子)
子どもと思春期 (生地 新)
週一セラピーの独自性
現実生活への共感と「今ここで」の観察 -- 乳幼児観察から学ぶ (鈴木 龍)
精神分析的精神療法の意義と私 (高橋 哲郎)
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