わずか20歳の青年は「摂政」の座に…!!
ヨーロッパの地で
「君主と国民とが近く親しい姿」に感銘を受け、
自らの未来に明るいものを感じて帰国した
裕仁(ひろひと)青年を待ち受けていたもの。
それは、旧態依然とした弟君や政治家・軍人達、そして
快方に向かう見込みのない父・大正天皇の姿であった…。
誰よりも大正天皇の病状を危惧し、青年の帰国に備えて
「摂政」の設置を急いできた時の総理・原敬(はら・たかし)。
「平民宰相」と慕われてきたこの男の身にも異変が!?
そして訪れる運命の日、"9月1日"--!!
風雲急を告げる最新刊です。
【編集担当からのおすすめ情報】
近いようで遠いものとなった「大正」という時代。
わずか10数年に過ぎないこの時代を
「摂政」として過ごす決断をした青年。
その胸の内は、決して晴れやかなものばかりでは
なかったに違いない。
皇太子として。同時にひとりの人間として。
晴れて成人となった裕仁青年は何を感じ、何を考え、
いかに振る舞い、どのように人々と接してきたのか?
「人間ドラマの宝庫」と呼ぶべき物語を
堪能していただければと思います。
レビュー(10件)
時代は変わり始める
欧州から帰国した裕仁親王。原総理の暗殺で世相には暗雲が、摂政就任後には関東大震災…時代は大きく変わり始める。
細かな心理描写
推し量れないからこそ、作者の思いが伝わってくる。 史実と虚構が上手くバランスを取りながら展開するところが素晴らしい。
最も尊敬する人物の伝記で、能條氏の画法が好きです。
次巻は関東大震災メイン?
暗殺事件や大正天皇の容態など大きな出来事が多い巻でしたが、自分の心には来日した英国のエドワード3世との交流が深く印象に残りました。 前巻の英国訪問から続いての一見のどかな交流なだけに、裏に日英同盟の破棄があった事を考えると抗えない立場の遣る瀬無さに胸が痛みます。 今後の激動の時代、覚悟して読むつもりです。
摂政裕仁誕生。 一方で大正天皇の病状は悪化。 原敬は暗殺され。。。