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鮮烈なイメージと豊かなストーリーで織りなされる30の連作短編集。一つずつ順番に、前話をゆがんだ鏡像のように映しだし、最後の話が最初の話へとつながって、読者をめくるめく意識の迷宮へと導く。人間存在の神秘と不可思議さを映し出す鏡の世界の物語は、『モモ』『はてしない物語』とならぶ、エンデの代表作である。
鮮烈なイメージと豊かなストーリーで織りなされる30の連作短編集。一つずつ順番に、前話をゆがんだ鏡像のように映しだし、最後の話が最初の話へとつながって、読者をめくるめく意識の迷宮へと導く。人間存在の神秘と不可思議さを映し出す鏡の世界の物語は、『モモ』『はてしない物語』とならぶ、エンデの代表作である。
レビュー(73件)
勧められて
友達に勧められて購入。大変良かったです。この世界観好きです。
実に奇妙な小説。分かりそうで分からない短編が延々と続く。うっすらと漂う緊張感。「モモ」や「はてしない物語」とはまったく違う作品。作者エンデの別な顔が見られた気がします。
わかりそうで、わからない、きっと読むタイミングで感じ方が変わるんじゃないかと思う。今の世の中に当てはまっている感じもするし、とても考えさせられます。また時間が経ってからもう一度読んでみようと思います。
エンデのさまざまな世界観がよくわかる一冊です。