西欧哲学の伝統的概念としての知は、聖書およびヘブライ的なものに由来する思考を汲み尽くすことができない。終わりなき聖書解釈の運動としてのヘブライ的思考とギリシア的概念体系との間をたえず揺れ動きながら、語りえぬ神すなわち無限者の痕跡について語ろうとするレヴィナス哲学の展開をたどり、その根底におけるユダヤ思想との結びつきを明らかにする。
序
第一章 創造
第二章 形而上学的〈欲望〉
第三章 神の不在
第四章 預言
第五章 時間性と終末論
第六章 希望の方向づけとしての痕跡
第七章 聖潔
補遺 レヴィナスとタルムード
知性による文字の絶えざる蘇生
空間の湾曲
奇跡としての時間性
補遺 表象の禁止
顔は語る。
表象不可能性。
訳者解題
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