平安時代、死者は夢や巫女の託宣を通して、現世の人に饒舌に語りかけた。人々は死者や霊魂、異界をどのように捉えていたのか。遺体に対する意識、御霊による疫病、浄土へのあこがれ、巫女の能力と権益、現世と異界との境界などから究明。「生と死の交流」を通して生まれた建築・絵画・文学・祭礼などに触れ、都市の生活と豊かな精神文化に迫る。
あの世とこの世ープロローグ
平安貴族の死生観
美しい遺体
葬地と墓地
霊殿と墓地
御霊と疫病
御霊を祀る
平安京の生活
都市の祭礼
浄土へのあこがれ
極楽往生の願い
極楽浄土の視覚化
もうひとつの浄土
あの世の伝達者
菅原道真の御霊
巷間の巫女たち
あや子の系譜
異界との境界
一条戻橋
五条の橋
京都の盆行事
豊かな精神文化ーエピローグ
あとがき
参考文献
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