1985年当時のチベット情勢は、表面的には落着いており、チベット人たちの立ち上がる意欲をいくぶんか削いでいたような時代だった。近年のように、中国政府の血も涙もない同化政策、猛烈な漢化政策に抗議して僧侶たちが立て続けに焼身自殺を遂げる、といった忌まわしい事態もなく、まだダライ・ラマがいずれは問題を解決してくれる、という希望を多くの人が抱いていた時代でもあった。--ふとしたことで知り合ったドイツ人女性と日本人青年が、最も太陽に近い都ラサヘと向かう傑作旅行記。
『チベッタン・ジグ』前書
チベッタン・ジグ
テキーラ・ムーンライズ
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