「戦時下の様々の統制がいくら厳しくなつても、画家の心は少しも貧困にはならないものだ。」
初期の奔放なイラストやエッセイを収録した『踊る女と八重桃の花』(小社刊)につづく作品集、第2弾。
戦時下アジアの女性たちの姿から、舌鋒鋭い戦後の戯画漫文。さらに畢生の連作「源氏手帖」まで、めくるめく長谷川春子の世界を、カラー図版や新発見の原稿・画稿も紹介しながら展開します。
第1部は、戦時下の満洲、中国、ベトナムなどアジア各地で生きる女性たちの姿。第2部は、映画評からSFまで、銃後で執筆された散文集。第3部は、ますます毒舌が冴えわたる戦後のエッセイ集。第4部は、グラフ誌に連載されたまま埋もれていた「源氏手帖」(計18回)をオールカラーで単行本初収録。ほかに16ページのカラー口絵と詳細な解説を附す。
定価=2700円+悪税
豆自叙伝
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第1部 戦線の女性たち
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匪賊縦断(吉林省)
敦化城(吉林省)
白音太来(内蒙古)
呼海国威揚ル(黒龍江省)
関東州急過
北支戦線女性点描
山東の暮雪
出陣別宴
広東乙女
ハノイ風俗
仏印の女たち
南粤二趣
安南びと
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第2部 戦時梅雨窓辺
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わずらひ
春夢東海未来記
男性美断片
お登女さんーーをさななじみ
各国娘のなりふり
香粧
銘仙の味と使ひみち
幽霊西へ行く
春興・夢ものがたり
戯画漫文 東海の初夢
興亜春の夢
梅雨雑記
勤労奉仕に参加して
若いものの手柄のたて時ーー警報下の生活設計
戦時梅雨窓辺
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第3部 美術史にも面白いことあり
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「此人にして此病」の一言ーー私と政治
各家物品見立て
当世人物走馬燈(抄)
求むれど得難きはーー才色野ざらし伝
女から男へ
パリ娘 おしやれのやりくり
どじようすくいを踊る仙人ーー追悼・林芙美子
真贋腕くらべ
ぢぢい愛すべし
人間のほかの幼な友だち
わたしの挿画創作
天下の美人を姉に持てばーー長谷川時雨を語る
わたしの“毒舌”論
少女の日の思出
美術史にも面白いことあり
吹き寄せ温故知新
婆さまの新東京見物
芹影女史
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第4部 源氏手帖
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源氏手帖
藤壺の女御
源氏物語絵及詞書
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解説にかえて 戦争があらうとなからうとーー長谷川春子の戦中・戦後
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