- 747
- 3.98
1000年後の日本。豊かな自然に抱かれた集落、神栖(かみす)66町には純粋無垢な子どもたちの歓声が響く。周囲を注連縄(しめなわ)で囲まれたこの町には、外から穢れが侵入することはない。「神の力(念動力)」を得るに至った人類が手にした平和。念動力(サイコキネシス)の技を磨く子どもたちは野心と希望に燃えていた……隠された先史文明の一端を知るまでは。 (講談社文庫) 第29回日本SF大賞受賞 第1位 ここは病的に美しい日本(ユートピア)。 子どもたちは思考の自由を奪われ、家畜のように管理されていた。 手を触れず、意のままにものを動かせる夢のような力。その力があまりにも強力だったため、人間はある枷を嵌められた。社会を統べる装置として。 1000年後の日本。豊かな自然に抱かれた集落、神栖(かみす)66町には純粋無垢な子どもたちの歓声が響く。周囲を注連縄(しめなわ)で囲まれたこの町には、外から穢れが侵入することはない。「神の力(念動力)」を得るに至った人類が手にした平和。念動力(サイコキネシス)の技を磨く子どもたちは野心と希望に燃えていた……隠された先史文明の一端を知るまでは。
レビュー(747件)
子供が読みたいというので購入しました。 アニメにもなってるようですが本人は本の方が深く読めて良いそうです。
今まで読んだ貴志作品の中で一番好きです。世界観が好きすぎて何度も何度も読み返しています。ざっくり言うとハリーポッター的な魔法学校の話に近いかなぁ。プラスの感覚のワクワクドキドキよりも、怖い・何が起こるんだろうというマイナスの感覚が強い物語。腰をすえて読むのにかなりオススメです。
次巻が楽しみ!
とても面白かったです。次巻が楽しみです。
上中下巻を通して…おもしろかったです。SFといっても地球に超能力を持った人間と、奇形化した動物が住んでいるレベルなので読みやすいかと思います。 上巻は導入です。説明ばかりでつまらないのですが、今後重要な伏線が散りばめられています。盛り上がり始めるのは終わり3分の1かな。
貴志作品はこれを読むまで手をつけたことありませんでしたが、すーっと入っていけるストーリーでした。もともと読み応えのある小説が好きですが、面白くてすぐ読めました。続けて中、下巻も買って読みました。ハリポタは飽きて読めなかった私でも一気読みです^^