どうしても怖がらせたい魔王vs.まったく気にしない少年の、30日間の不気味でヘンテコな交流録。
江戸中期に誕生した物語、「稲生物怪録(いのうもののけろく)」。
主人公の稲生平太郎と、人間を怖がらせにやってくる妖怪たちとの不思議な交流を描いた物語。
江戸中期に著されたこの交流録は、独特の不気味さとユーモラスな内容から、何度も小説化、絵本化、舞台化され、最近ではマンガ、オペラなどにもなりました。
今日まで発展をとげている、「妖怪物語の最高峰」ともいえる物語です。
魔王をはじめ、多くのあやしげな妖怪が現れるだけではなく、現在も存在する場所や、実在した人物が登場します。
また、発祥地である広島県三次市では、ゆかりの地めぐり、貴重な資料を集めた三次もののけミュージアムなど、さまざまな形で「稲生物怪録」を楽しむことができます。
この「稲生物怪録」が妖怪創作の名手、京極夏彦と石黒亜矢子の共演で絵本になりました。
レビュー(22件)
主人公とその友にまつわる物語り。 物怪たちの工夫を凝らした数々のいたずら、それを受ける友がどう思って、どう対処したのか。 思いの外ページ数も多く大人も楽しめる一冊。 京極先生と石黒さんの絵はやはり好きです。
小学二年生に読み聞かせ
大好きな京極夏彦、でもなかなか子どもができてからは腰を据えて読む機会がめっきり減っていました… が、まさか、子どもに読み聞かせできる日が、こんなに早く来るとは!! 小学二年生の子どもにも、平太郎の平常心がウケていました!ちょっとした仕掛け絵本というのも、子ども心をくすぐったようです。購入して本当によかったと思う1冊になりました。
とても良い!
このボリュームで、このお値段でいいのですかっていう感じです。石黒亜矢子さんと京極夏彦さんの強力タッグで、妖怪物語が読めるなんて!