BPSDを予防するケアを身につける!
認知症ケアの現場で対応に苦慮することの多い、もの盗られ妄想や徘徊、攻撃的行動、繰り返し質問といった「認知症の行動・心理症状(BPSD)」については、今や、発症してから対処するのではなく、“予防”が非常に重要になってきています。
本書を読み通すことで、BPSDについて正しく理解し、予兆に気づいてBPSDの発症を防ぐための考え方や具体的な対応を学び、ケアの効果を客観的に見る方法を習得することができます。
どのような局面にも柔軟に対応できる介護・ケアの力を身につけ、認知症の人が笑顔で過ごせるようになることを願う、認知症に関わるすべての医療・ケアスタッフの方々に読んでいただきたい内容となっています。
第1章 BPSDを正しく理解し予防につなげる
BPSDとは
(1)BPSDの定義
寄り道でステップアップ! 「周辺症状」とBPSDの違い
(2)BPSDという症状は診断・治療の対象
(3)BPSDという用語の代案
BPSDの発症要因のスキーム
認知症の人の症状のとらえ方
(1)BPSDを理解するための質問
(2)日本認知症ケア学会のBPSD分類
(3)BPSDの分析
分類から視点への転換
(1)症状をとらえる五つの視点+環境
(2)パーソン・センタード・ケアとの関連
BPSDの背景因子と対応の心構え
(1)BPSDの背景因子
(2)BPSDの予防
(3)BPSDの背景要因の因果関係
(4)BPSDの氷山モデル
(5)認知的共感
病識との関係
BPSDの予防に向けて
第2章 BPSDを関係性から読み解く
ケア技術と関係性
小さな不満の蓄積としての「不同意メッセージ」
「不同意メッセージ」とは何か
(1)体現的言語モデル
(2)不同意メッセージとケア
(3)徐々に低下するストレスの閾値モデル
BPSDへの移行・悪化を予防する
五つの不同意メッセージ
(1)服従
(2)謝罪
(3)転嫁
(4)遮断
(5)憤懣
第3章 BPSDの予防に評価票を役立てる
認知症の行動・心理症状質問票(BPSD+Q)
寄り道でステップアップ! 定量化・数値化のすゝめ
BPSD気づき質問票57項目版(BPSD-NQ57)
BPSDの背景にある「不安」を解消する
生活障害の視点から見る
介護者も幸せに
おわりに
第4章 現場での実践に向けて
質疑応答
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