本書では、気血水論が形成された歴史を『傷寒論』『金匱要略』に遡って考察し、吉益南涯の業績、そして藤平健・小倉重成の気血水論の形成過程を明らかにすることを試みた。併せてわたくしがこれを改良したことの妥当性について根拠を挙げて記した。
はじめに
第一章 『漢方概論』における気血水の記述
第二章 気血水の視点からの『傷寒論』『金匱要略』の検討
第三章 気血水論の誕生と吉益東洞・南涯について
第四章 南涯の気血水論と朱丹渓の四傷学説
第五章 奥田謙蔵と気血水論
第六章 尾台榕堂『類聚方広義』および『方伎雑誌』の検討
第七章 長濱善夫・藤平健の気血水論の成立
第八章 気虚と血虚について
第九章 津液枯燥について
おわりに
[附録一]吉益南涯著『医範』全文と意訳
[附録二]大塚敬節・矢數道明・清水藤太郎共著『漢方診療の實際』
[附録三]長濱善夫著『東洋医学概説』
[附録四]藤平健・小倉重成著『漢方概論』
[附録五]和田正系『吉益南涯について』
[附録六]気血水の異変に関する診断基準
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