宗教法人が所有するマンションの一室で4人の遺体が発見された。僧籍を持つ山吹が活躍する本書は、人の心の弱さと、宗教に対するフラットな視点という二つの柱があったように思えた。塚原刑事、山吹、そして容疑者達の、宗教というものに対する台詞回しが興味深かった。曰く、元始宗教と科学は一体だったが、科学の発達によって宗教は取り残された(科学の残滓)。曰く、聖書に登場する数字の秘密=数秘学。前巻『赤の調査ファイル』に続く村上貴史氏の解説に出てくる本も読みたくなった。,途中購入されないとは思いますが、キャラクターがしっかりしていて非常に読み応えがあります。只今一気に読んでいます。,・一匹狼気取りの女性恐怖症、法医学担当の赤城。 ・恐ろしく嗅覚が発達している古武道の達人、第一科学担当の黒崎。 ・男でも見とれてしまうほどの美形、文書鑑定とプロファイリング担当の青山。 ・桁外れの聴覚の持ち主、開放的な服装で周囲を驚かす物理担当の翠。 ・曹洞宗の僧侶で現場に袈裟姿で現れる、第二科学担当の山吹。 5人の個性と、得意技が際立ってくる「色シリーズ」 STを見る他の捜査員の冷めた目、菊川警部補との確執、 5人を束ねる百合根キャップの自信のなさ、空回りの意欲、 そして、それらの中心にいながら意に介さず、我が道を行くSTメンバーたち。 それは、彼らの個性を表すと同時に、職業意識の違いを表してもいる。 勘と経験を頼りに、足で地道に捜査する刑事とは対照的に、 科学で理論を積み上げていくSTの調査。 それらが対を成して、事件解決に向かう様子が十分に堪能できる。,飄々としている山吹が前面に出て、面白い作品です。STシリーズ、まだまだ、続いて嬉しいです。,STの色シリーズ第3弾です。 ここではSTメンバーの中で名前が黄色に関係しているメンバーがメインの話になっています。 STはメンバーそれぞれのキャラがたっていて個人的には好きなシリーズですが、その中でも更に個々のメンバーが主役になっている色シリーズは面白いです。 1日で一気に読んでしまいました。
レビュー(67件)
宗教法人が所有するマンションの一室で4人の遺体が発見された。僧籍を持つ山吹が活躍する本書は、人の心の弱さと、宗教に対するフラットな視点という二つの柱があったように思えた。塚原刑事、山吹、そして容疑者達の、宗教というものに対する台詞回しが興味深かった。曰く、元始宗教と科学は一体だったが、科学の発達によって宗教は取り残された(科学の残滓)。曰く、聖書に登場する数字の秘密=数秘学。前巻『赤の調査ファイル』に続く村上貴史氏の解説に出てくる本も読みたくなった。
シリーズ物なので、
途中購入されないとは思いますが、キャラクターがしっかりしていて非常に読み応えがあります。只今一気に読んでいます。
5レンジャーの様な捜査員
・一匹狼気取りの女性恐怖症、法医学担当の赤城。 ・恐ろしく嗅覚が発達している古武道の達人、第一科学担当の黒崎。 ・男でも見とれてしまうほどの美形、文書鑑定とプロファイリング担当の青山。 ・桁外れの聴覚の持ち主、開放的な服装で周囲を驚かす物理担当の翠。 ・曹洞宗の僧侶で現場に袈裟姿で現れる、第二科学担当の山吹。 5人の個性と、得意技が際立ってくる「色シリーズ」 STを見る他の捜査員の冷めた目、菊川警部補との確執、 5人を束ねる百合根キャップの自信のなさ、空回りの意欲、 そして、それらの中心にいながら意に介さず、我が道を行くSTメンバーたち。 それは、彼らの個性を表すと同時に、職業意識の違いを表してもいる。 勘と経験を頼りに、足で地道に捜査する刑事とは対照的に、 科学で理論を積み上げていくSTの調査。 それらが対を成して、事件解決に向かう様子が十分に堪能できる。
山吹のキャラクターが興味深い
飄々としている山吹が前面に出て、面白い作品です。STシリーズ、まだまだ、続いて嬉しいです。
STの色シリーズ第3弾です。 ここではSTメンバーの中で名前が黄色に関係しているメンバーがメインの話になっています。 STはメンバーそれぞれのキャラがたっていて個人的には好きなシリーズですが、その中でも更に個々のメンバーが主役になっている色シリーズは面白いです。 1日で一気に読んでしまいました。