日本の”昔話”には、過激な女の子が登場する。説明もなく危険な玉手箱を手渡す「乙姫」。夫と喧嘩して現世の人の命を奪う「イザナミ」。男装して宮廷で働き、女性を妻とした「女右大将」--彼女たちは”ヤバい”変わり者だったのだろうか? 物語が女の子に貼りつけたレッテルを丁寧に剥ぎ取り、一人の人間としての姿を文章とイラストで描き出す。現代に生きる私たちが固定観念から自由になり、たくましく生きるための覚醒の書!
※本書は2018年刊行の単行本『日本のヤバい女の子』(柏書房)を改題のうえ文庫化したものです。
また、続編の単行本『日本のヤバい女の子 静かなる抵抗』(柏書房、2019年刊)は、『日本のヤバい女の子 抵抗編』と改題の上、角川文庫より発売中です。
いずれも文庫化に際し、解説を新たに収録いたしました。
※本書に掲載のイラストは、すべて白黒です。
レビュー(12件)
古典の世界に生き続けている女の子たちに思いをはせる本。 物語の中だからとどこかでスルーしていたけれど、はらださんの寄り添い方が本当に優しくて、古典自体の楽しみ方に深みが生まれました。 それでいて今の解釈に落とし込んでいるから、30年単位とかで思いを馳せ直してみたい。 古典の中にいる女の子たちだけど、ずっと未来まで一緒に連れて行きたい。
「本当はこわい〇〇〇童話」の日本はなし版といったところでしょうか? とは言ってもホラーストーリーとかではなくて、視点や角度を変えて彼女たちを見ると少しちがったおもしろさ?が見えてくるとゆうお話でした。 ちょっと新鮮でした。