今をさかのぼること70年前の昭和20年(1945年)3月14日に竣工した伊号第14潜水艦は
特殊攻撃機『春嵐』2機を搭載することが可能な潜水空母として建造された伊号第13潜水艦型の2番艦であり、
それは伊400潜型とともに明治以来40年あまりの間に培われてきた
日本海軍潜水艦技術の集大成のひとつといえた。
本書はこれまであまり語られることのなかった伊号第14潜水艦とその乗員を軸に、
搭載機『春嵐』と第631航空隊について、
また同潜の唯一の実戦ともいえる『彩雲』輸送「光」作戦について多角的に記述し、
大戦末期の日本海軍潜水艦隊の終焉を復元しようと試みるものである。
巻頭には日本陸海軍のメカニックに関して、ネジ1本の再現にこだわることで有名な研究家である
佐藤邦彦氏の書き下ろしカラーイラストを多数収録。
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